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Written by Mike
モータースポーツ

(2020年F1) ブロウンディフューザーなのか!?

今年2020年は大きなレギュレーション変更がないため各チームともコンサバな改良しかしないと思っていたのですがメルセデスがDAS(下記URL参照)という飛び道具を持ち込み話題となっています。

(2020年 F1)メルセデスW11死角なし!レッドブルホンダは勝てるか?

DASみたいなものを持ち込まれたら今年もメルセデスがぶっちぎりかと思っていたのですがレッドブルホンダには全く焦りのようなものがなくメルセデスと真っ向勝負できるという余裕すら感じます。

何か秘策でもあるのかな?と思っていたところどうもRB16には「ブロウンディフューザー」に似た技術が搭載されているのでは?という噂が立っています。

今回はそんなレッドブルRB16の新技術ついて書いてみたいと思います。

ブロンディフューザーとは?

「ブロウンディフーザー」とはエンジンの排気を利用してリアディフューザーの効果を向上させて大きなダウンフォースを得るためのシステムです。

何のことはよくわからないですよね?

リアディフーザーとは下の写真の赤枠の整流板のことです。

ダウンフォースとは「車体を下に押し付ける力」と理解しておけばいいと思います。

つまりエンジンの排気をリアディフューザーに当てて車体の下を流れる空気の流れを速くしてあげることによりダウンフォースを増大させるシステムが「ブロウンディフューザー」です。

飛行機が飛ぶ原理(ベルヌーイの定理)もこれと同じです。

飛行機の翼は「翼上面を流れる空気」の方が「翼下面を流れる空気」より速く流れるように設計されています。

結果「空気が速く流れる方」の「圧力が下がる」ので下から押されて飛行機が飛ぶのです。

車はこの逆で「車体下の空気の流れ」を速くしてあげると「車体が下に押される」のでコーナーリングで有利になります。

ただこの「ブロウンディフューザー」は2012年に全面禁止となりました。

ブロンディフューザーが禁止になった理由は?

「ブロウンディフューザー」により強力なダウンフォースが得られコーナーリングがしやすいマシンになります。

この時エンジンの排気ガスを車体下に流してあげる必要がありますが、通常コーナーリングの時はアクセルをあまり踏まないので排気ガスが減ってしまい十分なダウンフォースを得ることができません。

そのためにアクセルを踏んでいなくてもエンジン内で燃焼を起こし排ガスを出す必要があります。

ところが地球温暖化問題でCO2削減が叫ばれる中、F1だけが無駄に排ガスを出しても良いわけもなく「ブロウンディフューザー」は禁止となりました。

なぜブロンディフューザーに似た仕掛けの噂が立ったのか?

2012年に禁止となった「ブロウンディフューザー」ですがレッドブルホンダRB16に似た仕掛けが搭載されているという噂が立っています。

どうも合同テストが行われたカタルーニャサーキットのターン10で他チーム全てのマシンがスロットルオフの状態でエンジン音が消えている中、レッドブルホンダのマシンだけはエンジン音がして排気ガスが排出され続けているようなのです。

レギュレーションに準拠した「ブロウンディフューザー」的な仕掛けが入っているのか、はたまた全く新しいテクノロジーが搭載されているのか現時点ではわかりませんがワクワクしますね。

まとめ

メルセデスがDASという新テクノロジーをひっさげてきた時にはヤバイと思いましたがレッドブルホンダ陣営は意外と落ち着いていて余裕すら感じます。

その余裕が今回噂になっている技術から来ているのならばヘルムート・マルコおじさんが行っているようにメルセデスと真っ向勝負できるかもしれないと期待せずにはいられません。

この技術がシーズン中に明らかになればまたこのブログで紹介したいと思います。

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マイク
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脱サラリーマンを目指して日々奮闘中。 新卒で大手電気メーカーに入社するもストレスのため退職 ▷ 自転車で自分探しの旅をした後エンジニアとしてカムバック ▷ 靴磨きが趣味の中年ブロガー